*カリスマヒーラーのマッサージ*

  バリ島・ウブド。ハノマン通りにあるサロン「Bodyworks Center」のオーナー

 Ketut Arsana 氏は、各界有名人を顧客に抱え、つねに数ヶ月先まで

 予約がいっぱいという。そんなカリスマ・ヒーラーのマッサージが、たった(?)

 $30で受けられると聞けば、試してみたくなるのが女心というもの・・・。


  というわけで、わたしは渡バリ1週間前にメールにて予約をお願いする。

  「**日から**日までバリにいます。その間に予約が取れる日がありますか?」

というふうに。するとすぐに「**日の**時、または**日の**時なら予約できます。いかがしますか?」と

丁寧な返事が返ってきた。すばらしい!バリにメールを出して、こんなにすぐに返事がきたのは初めてだ!

さすがは、カリスマ・ヒーラーの店!いやがおうにも期待が膨らむというものだ。


 予約当日、わざと遠回りしやがるタクシーにぶち切れながら、予約の時間ぎりぎりに「Bodyworks Center」に

到着。予約いっぱいのカリスマ・ヒーラーを待たせたのでは・・・と、どきどきしながら中に入ると

氏は、まだ前のお客さんが終わってない様子だった。

 しばらく待っていると、上のほうからカランカラ〜ンと鐘の音が響き、わたしが階上に上がるよう促される。

階段をあがったそこは、たっぷりの気持ちのいい風が吹き抜ける屋上で、そこにアルサナ氏のマッサージ・

ルームはあった。


 その部屋の前、アルサナ氏は風の中に立っていた。たっぷりとした髭をたくわえ、インドのクルタパジャマの

ような服を着た氏は、まるでインドのサドゥー(修行者)みたいだ。

 部屋の中には、真ん中になぜか斜めに置かれたマッサージ・ベッドと、その頭上にバリというよりは

インドっぽいヒンドゥーの祭壇があり、お香のいいニオイが漂っていた。


 ところで、わたしは男の人にマッサージをしてもらうのは初めてだった。女の人のときは何も考えないで

全裸(パンツまでは脱がないよ(笑))になるが、相手は男である。わたしはちょっと考えた。

でも、氏はカリスマ・ヒーラー。もう何百、何千という女性の裸も見てるだろうし、これは医者のまえで脱ぐのと

同じである。恥ずかしがってモジモジするほうが、もっと恥ずかしい!

そう考えたわたしは、バババッと勢いよく全部脱いだのだが、あまりの勢いに、どうも、アルサナ氏のほうが

うろたえていたようだ・・・。ちょっと反省・・・・。


 そんなことはともかく、ヒーリングミュージックの流れる中、マッサージは始まった。

最初に氏は、うつぶせになったわたしの背中にそっと両手をあてた。すると、その手からふわーっと熱が出て

それがだんだんとわたしの身体にぶわーっと広がっていった。「気持ちいい・・・これが『神の手』かぁ・・・」

わたしは初めての体験にかなり嬉しくなった。


 背中のマッサージが終わって、お腹のマッサージをしてもらっていたときだった。マッサージしていくうちに

お腹の中に何か透明な丸い玉が現れた。「なんだろう?」と思っていると、氏は、マッサージをしながら

その丸い玉を下腹から徐々におへそのあたりまで持ってゆき、そして、なんとそれをおへそから少しづつ

外へ出したのだ!わたしはビックリした。いったい何がおへそから出たのか・・・!?


 マッサージが終わって、「ストレスが多いね」とわたしの健康について話した後で、氏は言った。

「インドネシア語、上手だね。」 いえ、まだまだで・・・というわたしに、また言った。

「バリに恋人いるんでしょ。」 あははは、と笑いながらわたしは少し安心した。

なーんだ、カリスマ・ヒーラーなんていうから、ちょっとかしこまってたけど、本当はけっこう気さくなおじさん(?)

なんじゃないか。


 ところでその後、おへそから出たものについて考えていて、ふと思った。

「もしかして、ただのオナラ・・・・?」 

そうだったら、ちょっと悲しい。30ドル払って、おへそからオナラを出してもらっただなんて・・・。

でも・・・しようと思っても、おへそからオナラはなかなかできまい。やっぱりアレは、貴重な体験だったのだ。

 

たぶん・・・。

The Bodyworks Center』

Jl. HanomanNo.25, Ubud, Bali

Tel: 0361-975720/0361-971393

Fax: 0361-975720

Web-site: http://www.ubudbodyworkscentre.com

E-mail: info@ubudbodyworkscentre.com

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